あらすじ
王宮主催の園遊会で、婚約を披露するはずだったロザリー・クロフォード子爵令嬢。
しかし婚約者のルーファスは別の令嬢を連れ、「君は私の隣には相応しくない」と公衆の面前で笑った。
侍女のマリアは主人のために頭突きを申し出るが、ロザリーに止められる。
ところが立ち去ろうとしたその瞬間、マリアは本当に転んでしまった。
伯爵夫人、老子爵、白い卓、花瓶――次々とつながる偶然の先で、祝福の花束が空を飛ぶ。
そして花束は、華やかさを何より重んじる婚約者の頭へ、見事に届けられた。
侍女マリアが今回お届けするのは、春の花束です。