あらすじ

迷宮都市アルカディア。 そこには、追い詰められた者の手が届く場所に、時折《小さな銀鈴》が見つかる。 ギルドにも管理できない、不思議な鈴。 誰が置いたのかも、いつからあるのかも分からない。 けれど、その鈴が鳴った夜、依頼屋リオス・ヴァレンは動き出す。 第二話は、下層街の小さな薬屋と、人に触れることを恐れる少女の物語です。 エルナ・フィルは、人に触れると強い感情が流れ込んでしまう少女。 怒り、嘘、欲、恐れ、悪意。 そして時には、心配や安堵や優しさまでも。 自分の手を呪いだと思い、手袋をして生きてきた彼女は、ある夜、自分から闇市場へ向かいます。 「自分が売られれば、大切な人の店を守れる」 そう思い込んだ少女を止めるため、銀鈴の依頼屋リオスと、元王国騎士カレンが旧商業倉庫へ向かう。 触れることは、怖い。 けれど手は、人を傷つけるためだけにあるわけではない。 誰かを支えるために。 帰る場所を確かめるために。 怖いままでも、一歩だけ進むために。 銀鈴が鳴る夜。 ひとつの小さな手が、自分の帰り道を選ぶ。 ---

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/13
  • 現在の作品迷宮都市の依頼屋 ― 銀鈴が鳴る夜