あらすじ
愛知の町に伝わる七夕の言い伝え——「願いは呪いとなる」。
夏祭りの夜、高校生の「僕」と幼なじみのハルは、本堂の裏手にある不思議な笹と、そこに閉じ込められた百年前の想いに出会う。「永遠に一緒に」と願った約束が、やがて「永遠に同じ夜を繰り返す」呪いに変わってしまったのだ。
二人は「星づなぎの帯」を受け継ぎ、水に沈んだ短冊、果たせなかった約束が刻まれた絵馬、行き場を失くしたたくさんの願いを訪ね歩く。「願いは叶わなければ無駄なのか」「約束は守れなければ呪いなのか」——想いの結び目を一つずつほどきながら、絆とは何かを知っていく、一年を通した物語。