あらすじ
大規模組織改編で、経験者七人が抜け、未経験者九人がやってきた。
「全社最適」「成長機会」「属人化の解消」――会社は前向きな言葉で説明するが、現場では引継ぎ資料だけが増え、仕事を知る人だけが減っていく。
そんなある日、部長会議でついに一人の中間管理職が叫んでしまう。
「いい加減にしろよ、ゴルァ」
当然、会社はその怒りを「態度の問題」として処理しようとする。しかし、議事録係の若手、感情を表に出さない人事部長代理、転職を断った外部人材、そして月末障害という現実が、バラバラだった怒りを少しずつ「経営の言葉」へと翻訳していく。
笑ってしまうほど会社員あるある。でも、読み終える頃には、少しだけ明日の仕事が好きになる。
これは、怒りを制度に、祈りを方針に変えようとした、ある中間管理職のお仕事コメディ。