あらすじ
高校最後の夏休み。ゲリラ豪雨に襲われた幼馴染のイツキとコハルは、古びたコインランドリーへと逃げ込む。
激しい雨で全身びしょ濡れになった二人。透ける制服に慌てて目を逸らしたイツキは、コハルに自分のタオルを手渡す。
密室を包む独特の熱気、鳴り響く乾燥機の音、そしてタオルの残り香。そんな二人きりの空間が、これまで少し距離のあった二人の心を急接近させていく。
「誰か好きな人とかさ〜!」というコハルの無邪気な問いかけをきっかけに、イツキは衝動的に「ずっと好きだった」と本音を告白してしまう。
十秒間の張り詰めた沈黙の後、真っ赤になったコハルから返ってきたのは、予想外の愛らしい答えだった。