あらすじ

瀛洲(えいしゅう)から出奔を果たした八咫(やあた)と食国(おすくに)は、本人たちの意志に関わらず引き離されることとなった。八咫は仙山(せんざん)、食国は白浪(はくろう)に属し、それぞれの立場から現朝廷である月朝の転覆、及び白玉の奪還に向けて動き出す事になる。新たな出会いは新たな嵐を呼び、二人は大きく変わってゆく。 一方、悟堂を失い失意の中にある熊掌(ゆうひ)は、父東馬と邑を人質に取られ、朝廷とそれに倣う方丈(ほうじょう)の長である四方津芙人に力付くで従わざるを得ない状態にその身を落としていた。湧き上がる憎悪と絶望の中、熊掌もまた朝廷を沈める為、密かに刃を研ぎ澄ます。そしてその右腕として、また半身として、命を賭し影で動く梶火(かじほ)もまた数奇な変遷をたどる事となり、二人の関係もまた大きく変わってゆく。 国家の全様が詳らかにされてゆく中、八咫と食国の再会は果たされぬまま、七年の月日が経過しようとしていた。 そして、月朝が治める国土を奪おうとしているのは、八咫達だけではなかった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2022/12/25
  • 現在の作品白玉の昊 破章 ②