あらすじ

たねありけさまの自主企画「雨宿る景色のなまえ」参加作品です。 水の国の右大公家公女・サフィーアは、環境の激変により、人知れず産むしかなくなってしまった愛する人の忘れ形見を抱え、孤独の中で「鉄の女」として生きる覚悟を決めていた。 雨宿りの四阿(あずまや)から出た彼女の前に現れたのは、びしょ濡れになった幼馴染の伯爵二の若君、カーリム。 絶望を抱え身構える彼女の手首を強く掴み、彼は思いもよらない言葉を突きつける。 「一人で産むな。――俺が父親になる」 激しい雨が去ったあとに架かる虹のように、孤独な公女の覚悟と絶望を、底なしの寛大な愛で上書きする救済の物語。 ※ムーンライトノベルズで連載した『聖女の器が満ちる時』のスピンオフ、過去掌編ですが、この話単体でお楽しみいただけます。

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カクヨム2026/07/12
  • 現在の作品雨やむ処(ところ)にかかる虹