あらすじ
大陸の辺境ポルト王国。その最果ての王都ポルティガの守備を担うのは、騎士団の掃き溜めと呼ばれる「第15隊」。そこに所属する25歳の平騎士ウィン・カークライトは、やる気なし、出世欲なしの典型的な「昼行灯」であるが、街の人々の困りごとには首を突っ込み、街の人々に愛されていた。
だが、ウィンには誰にも言えない秘密があった。-ー15歳まで、人類未踏の危険地帯<魔の森>で、伝説の大魔法使いホロウに育てられたということ。
5年に一度の「開港祭」を3日後に控えたある日、ウィンは路地裏で拉致されそうになっていたシスターを偶然助ける。それが、王国を根底から揺るがす<帝国>の恐るべき陰謀の始まりだった。
望まぬままに巨大な運命の渦へと巻き込まれていくウィン。面倒事を嫌い、やれやれとため息を吐きながらも、彼は大好きな街の日常を守るため、静かに剣を抜き放つ。
騎士学校のセオリーを全否定する、<魔の森>仕込みの野性的な超高速剣技と圧倒的な智謀が、悪党たちの策略を次々と看破していく!
「いつだって巻き込まれて、けれどもまっすぐに向かっていく」掃き溜め部隊のはみ出し者たちが、王国の危機を水面下で救い出す、王道ファンタジーの幕が今、上がる!