あらすじ
ヴェローニカは成人を迎え、王都へ住まいを移した。
ほどなくして婚約者のハルトムートに呼び出される。彼の隣には、彼の友人のクリスタという女性がいる。
なんでもクリスタは仲間内でもっとも評判の良い女性らしい。ハルトムートは彼女を「ヴェローニカの説教をしてもらう為」に連れてきたのだった。
「男に媚びず偉そうに振る舞うヴェローニカは、このままでは王都でやっていけない。それをわからせてやる」――そう言って二人は意気揚々と説教を始める。
しかしヴェローニカは「また今度お伺いします」とだけ告げ、その場を後にした。
後日、ヴェローニカは実家主催のパーティーを開く。そして招待したハルトムートとクリスタを壇上へ招き、大勢の貴族が見守る中、あの日の説教の続きを促した。
もちろん、二人の理屈を完膚なきまでに覆す切り札を、すでに用意したうえで。