あらすじ

1 世界観・舞台 ・八百万の神(約800万柱の、超常的な力をもつ人間ではない何者か)がいる日本。神の存在は『神威管理局』が登録・調査しているが、新たに生まれた神には未登録の者もいる。 ・神は人間社会の中で人間と同じように暮らしている。その力によって就ける特殊な仕事はあるが、ほとんどの神が人間に混ざって人間と同じ仕事をしている。 ・神はその発生プロセスによって大きく三種類に分けられる。  ①古から存在する、最初から神として生まれた存在=古来神  ②事物が長い年月を経て自我を得た存在=付喪神  ③人間が何らかの理由で神に類似する力を得た存在=荒神  →③は近年、発生が増加傾向。 2 登場人物 ・塔野 新(とうの あらた)/ ティル  21歳・男  何度死んでも不遇の人生に戻り続ける主人公。体感100万回は死んだ。最近は何もかも諦めていて、比較的平穏な10代半ばまで生きたら死んで転生を繰り返している。  本人の認識では現代日本に何度も生まれ直している形だが、実際はその前に異世界の勇者として生まれた前世がある。その時に原初の神の怒りを買い、不遇の転生を繰り返すことに。 ・祭原(さいはら)/ アルタリア  20代前半・女  今世の新の人生で、死のうとするたびに「やあ、少年」と声をかけてくる謎の隣人。隣に住む謎のダウナー美女を装っているが、実際は新の不遇転生の理由になった異世界前世の魔王。 ・神尾 由依(かみお ゆい)  15歳・女  新が暮らすアパートの近くにある神社の娘。人型(あるいは人に化けた)神は傍目に見分けがつかないのが一般的だが、見分けることができる。  父親が神威管理局の職員で、留守が多い父親に代わって神社のことをあれこれ担っている。 ・儀庸(ぎよう)  おっさん  由依の家の神社にいる古来神。軍神。剣の神。  古い神としての品格を重んじる。新しい荒神の、人間に近い俗物的な言動が神の品格を落とすとして、荒神を毛嫌いしている。  留守が多い由依の父親の代役ポジションを自称している。 3 あらすじ  不遇の転生を繰り返してきた塔野新は、今世に見切りをつけて死のうとするが、毎回謎の隣人・祭原に邪魔をされている。  ある日、新はトラックに轢かれそうになった子供を助け、自らが轢かれそうになった瞬間、それを助けようと駆けつけた祭原を見て勇者だった頃の記憶の断片を思い出す。祭原は異世界での本名・アルタリアを名乗り、新に転生が勇者時代に魔王を殺さなかったことによる神罰であることを説明する。  状況を知った新はしかし今世の終わりを求めるも、荒神による放火事件に偶然遭遇し、そこからアルタリアを救い出す過程で勇者だった頃の記憶を取り戻し、勇者の力を発現する。  神威管理局に登録されることになった新は普段の生活に戻ろうとするが、彼の神格を否定する儀庸の襲撃を受ける。それを止めに入った神尾由依からの依頼で、新は世界を夏に固定する未登録の荒神を探すことになる。

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カクヨム2026/07/12
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