あらすじ
※本編ビューワー 縦組み推奨
◆あらすじ
剣と魔法が支配する世界。
魔王と和平交渉を結び、較的平穏だったこの世界で、奇妙な出来事が頻発していた。
王国に送られてくる怪文書。
呪われた装備の盗難。
一夜にして消えたゴブリンの家族。
薄気味悪い言葉を繰り返すエルフの子ども。
王国は一連の現象の原因を探るため、調査員を各地に派遣することにした。
魔導調査員リンナリース、通称リンナ。
若くして活躍する王国の調査団の精鋭であり、怪奇大好きなオタク少女。
そんなリンナの前に現れる、怪事件の関係者達。
人間と和解した魔族の王子、ゼバルタ。
和解によって勇者になり損ねた剣士、メイスン。
死霊系モンスター退治のエキスパートである神官少年、ナァム。
それぞれと協力、あるいは対立しながらリンナは調査報告をまとめていく。
やがてあぶり出される、恐ろしくも深淵なる陰謀。
すべてを明らかにすべく、姉である大魔女ファンナの力を求めるリンナ。
リンナは、一連の怪事件の謎を明らかにできるのだろうか?
◆◆登場人物
◆魔導調査員リンナリース=ミーガナス
「この王国から要らぬ恐怖を除くことが私達、魔導調査員の仕事ですから」
クードガル王国の女性魔導調査員で、事故の調査を仕事とする。通称リンナ。
まだ仕事をはじめて間もない新人だが、調査能力は高く推理力も優秀。
ただし魔法の使用自体は得意ではなく、体術や姉の作った魔法具に頼る。
また、未知の魔法や奇怪な現象に対する興味が強すぎて、自分から恐ろしい状況に突っ込んでしまうオタク的悪癖も。
この世界の謎に挑み続けることが、本人の生きる目的である。
姉のファンナにはコンプレックスも感じているが、基本的には尊敬。
外見はボーイッシュだが、種族性別問わずモテる。
◆魔女ファンナリース=ミーガナス
「魔法とは逃避のことではないのよ、リンナ」
辺境に隠遁しているリンナの姉であり、世界的な魔法使い=魔女。
通称ファンナ。魔力を宿した魔法具作りの天才でもある。
人嫌いでひっそり生活しており、事件に巻き込まれることを望まない。
しかし妹に頼られると嫌がりながらも結局協力してしまう、隠れシスコン。
また、推理力や洞察力も妹を凌駕しており、伝聞だけで真理を見抜いてしまう。
本作における真の探偵役である。
◆魔族特使ゼバルタ=ウェイムランド
「あ……ごめんなさい、いきなり魔族に話しかけられても困りますよね」
魔族の少年で、和平を成立させた魔王の子。
「人とはわかりあえない」が口癖のコミュ障。
リンナの調査に同行するがオドオドしていて母性本能をくすぐられるため、からかわれがち。
腐食魔法の使い手で、回復や蘇生の魔法を阻害できる。
◆剣士メイスン=ルクシル
「このメイスン、 勇者候補として見逃さん!」
勇者になり損ねた剣士で、魔王と一騎打ちできるほどの実力者。
柔和で善良だがキレると怖い。異性としてリンナが気になる様子。
クレリックの寺院を守る命を受けていたが、リンナのために離反する。
◆クーデルカイン=クードガルド王
「我が同級生にして問題児がずいぶんとしっかりした大人に育ったものだよ」
クードガル王国の若き国王。
魔王との和平協定を結んだ賢王とされるが、実際にはリンナやファンナの知恵を借りている。苦労屋。