あらすじ
僕の彼女が死んだ。ベランダから落ちてしまったらしい。警察に説明されたとき、僕の心はジェットコースターがレールから外れた気分だった。僕はまだ高校生だ。人が生きたり、死んだりしているということに、実感もわかなかったし、明日の英単語テストよりも関心がなかった。
彼女が死んで数日、僕は、僕の心にぽっかりとできた落とし穴にまだはまっていた。日に日に忙しさを増していく僕の人生が、僕の色眼鏡を曇らせた。
「あんな奴死んで当然だった。」
そんな考えが頭を巡らす。彼女は教員だった。しかも僕の担任だった。