あらすじ
深い森で一夜を明かす旅人、義経とオタサㇺ。
焚き火の傍ら、義経は愛車であるランチア・デルタS4の点火プラグを点検していた。安全運転を続けたせいでプラグは煤け、真価を発揮するには危険なほど高回転まで回さなければならないという、グループBマシンならではの理不尽な宿命を語る義経。
その話を聞きながら、オタサㇺは機械の都合に命を預ける男たちの世界を知る。
そして翌朝、デルタS4本来の性能を取り戻すため、二人は森を駆け抜ける決意を固める。
しかし、その先に待つのは、車の限界だけでなく、自分たち自身の覚悟を試す危険な道だった。
ランチア・デルタS4という"じゃじゃ馬"と共に、命を懸けた疾走が始まる。