あらすじ
土地開発中に見つかったのは、廃れた神社、忘れられた祠、隕石、そして遺跡。
調査に向かった駆け出しデベロッパー・敷地 丞(しきち たすく)は、現地で謎の異世界召喚に巻き込まれる。
異世界で彼が出会ったのは、怪異にも、精霊にも、神格の門にもなり得る――未分化の少女・ティアン。
彼女は旅の中で集める「アイテム」によって、自らの在り方を選ばなければならない。
怪異になれば祓われる。
精霊になれば祀られる。
神格の門になれば神々の器となる。
そして、人として生きる道もある。
政府からティアンの監視を命じられたソクリオ(敷地)は、彼女の選択を手伝ううちに、「人として一緒に未来を歩みたい」と願うようになっていく。
胃痛持ちなのに女神への推し活だけで元気になる神官タリム。
精霊で近代的な暮らしを送る世話焼きおばちゃんバルバラ。
虫だけは絶対に苦手な魔王志望のザギル…。
どこか憎めない仲間たちも登場。
勇者はいない。
魔王も少し頼りない。
あるのは、土地開発の知識と、人も精霊も怪異も幸せに暮らせる「居場所」をつくる物語。
笑って、少し泣けて、最後にはきっとこの街に住みたくなる異世界ファンタジーです。