あらすじ
魔術──それは、超常の力。
炎を生み、水を操り、風を起こす。
人智を超えた奇跡の力、それが魔術。
そして、そんな奇跡を──魔術を操る者達のことを人々は『魔術師』と呼ぶ。
レイン・アルスフォードは、そんな魔術師の一人だ。アルフドラ王国という国の中央都市で小さな魔道具の店を営みながら、魔術師として暮らしている。
そんなレインはある日、魔道具の材料集めのために赴いた先『迷いの森』で、ある少女と出会った。
イザベラ・ガーネットと名乗る、長い銀髪と宝石の様に美しい紅い瞳を持つその少女は、自身を吸血鬼だと言う。
イザベラが言うには、彼女は死にたいらしい。
しかしながら、吸血鬼は不死身の身。
そのため、今は人間に戻る方法を探して世界各国を旅しているのだとか。
「私は……誰かに私を殺して欲しいんだ」
レインはイザベラに協力し、旅に同行することを決める。
二人は世界を巡り、吸血鬼が人間に戻る方法を探して奔走することとなった。
地下深いダンジョンや、世界中の叡智が集まる魔術学園。果てはドラゴンの巣の中まで。
果たして、二人の旅の行く末は──。
魔術師の少年と吸血鬼の少女。
二人を取り巻く、少し変わった旅の物語。