あらすじ
※本作品は漫画原作脚本形式です。
――その男、天才にして、致命的にお荷物。
藤原邸の池の底に封印されていた最凶の呪術「蠱毒」。十年の時を経て大きくなった姫・小春の身体を乗っ取るため、漆黒の大蜘蛛が牙を剥く。そんな小春の護衛に来たのは宮廷の誰もが「ぼんくら」と見くびる下級陰陽師・逢坂満夜だった。
誰も出られない閉ざされた屋敷。迫り来る操られた人々。
恐怖に震える小春の前に滑り込んだ満夜の手には、ただの竹ほうき――!?
◆主要登場人物
逢坂 満夜(39):だらしない髭、40度傾いた烏帽子、はだけた鎖骨という「色気と怠惰」。しかし、呪術発動時はバケモノ級の狩人の眼光へ激変。武器はまさかの竹ほうき
藤原 小春(10):左大臣・藤原家のお姫様。上品で凛とした芯の強さがあるが、満夜には容赦ないジト目を向ける。
◆1巻構成
第1話:最強おじさん陰陽師×物の怪に愛されすぎる姫の出会い。
第2話:日常のコミカルなバディ感と、満夜の隠された安倍晴明の天才の血統の開示。
第3話:癒やしの犬式神登場。藤原邸を包む蜘蛛の呪いの罠が発動。
第4話:操られる奉公人たち。逃げ場ゼロの籠城戦へ。
第5話:竹ほうき一本での大蜘蛛討伐……からの、黒幕による小春誘拐という2巻へのフック。
◆連載イメージ
本作品は、各巻(各章)ごとに異なる怪異に悩まされる魅力的な姫君が登場し、満夜が解決していくオムニバス形式の長期連載を予定しています。
小春をはじめ、今後登場する姫君たちは黒幕が目論む呪術儀式に必要な特別な素質(依代の適性)を持った女性たち。次々と姫たちが狙われ、満夜は護衛として派遣され、お堅い姫、お転婆な姫、引っ込み思案な姫など、毎章異なる属性のヒロインと満夜の関係性を楽しめます。
事件が解決した後の小春たちは、満夜への感謝や淡い恋心を抱きつつも、宮廷の重要なポジション(東宮妃など)へ進み、満夜を政治的に裏からサポートする頼もしい味方になります。