あらすじ
勇者エルは最っっ高にかっこよく死にたかった。
誰かを守る為に、自分より遥かに強い相手と闘って死ぬ。そんな死に方が理想だった。
だからエルは常に魔物と闘い続けてきた。自分の理想を叶えるために、誰かを守る為に、自分よりも遥かに相手を追い求めて。
そうしてついにエルは、魔王を倒す――いや、倒してしまったのだ。
世界は平和になった代わりに、エルの理想は叶うことがなくなった。
六十年の月日が流れ、エルは老衰で死ぬ間際神に願う。
次こそは――来世こそは、
「最っっ高にかっこよく死ぬ。そんな理想的な人生を送れますように」