あらすじ
看護師の美月は、医師である夫の一輝から「プロポフォールを使って一度死んだことにし、高額な保険金を騙し取ろう」と持ちかけられる。夫婦で綿密に計画を立て、すべては完璧に運ぶはずだった。
作戦の夜、美月は自らプロポフォールを注射し、麻酔ガスを吸って深い眠りにつく。しかし、次に彼女が目を覚ましたのは、狭く暗い棺桶の中だった。完璧だと思っていた計画は、すべて夫の一輝が仕掛けた冷酷な罠だったのだ。
誰もいない静まり返った火葬場で、強力なバーナーの轟音と共に、生きたまま炎に包まれていく妻の叫び声をじっと聴いている一輝。すべては浮気相手の看護師・香苗と結ばれるための、残忍な「二度の殺害」だった――。