あらすじ
ごく普通の高校生は、ある日、異世界転生モノでお馴染みの「あのホワイトトラック」に跳ねられた。
「よし、これでチート能力を貰って異世界無双だ!」と確信した少年だったが、目が覚めるとそこにはベコベコに凹んだ「例のトラック」が横倒しになっていた。
世界線のバグにより、なんと「トラックが主(あるじ)」、跳ねられた少年は「付属の車載フィギュア(アクセサリー)」として異世界に同時転生してしまったのだ!さらに、排気ガスを浴び続けた副産物として少年のステータスは「HP・MP:∞」という文字通りのバグ状態に。その圧倒的な戦闘力(とトラックの出す環境破壊レベルの黒煙)のせいで、周囲の魔族からは「世界を滅ぼす大魔王」として恐れられてしまう。
そんな太郎の前に現れたのは、お約束のセリフを叫ぶ光の聖女エレナ。
「くっ、殺せ……! 魔王に屈するくらいなら自決します!」
しかし、極度の緊張からデバフ(弱体化)とバフ(強化)を間違えた聖女により、少年のステータスはさらにインフレ!
しかも、当の聖女はトラックの圧倒的な馬力とマフラーに魅了され、重度の「トラック狂いバフ魔」へと覚醒してしまう。
文字数を稼ぐための無駄に長い回想シーン、排気ガス一発で沈む四天王、そして「働く車」に命の危機を感じる邪神――。
すべてのテンプレを轢き潰しながら、車載フィギュア高校生と2トンダンプが異世界を全開バリバリで爆走する、ツッコミ不在のメタ・ギャグファンタジー、ここに開幕