あらすじ
――俺は魔法を使えない。
だから、世界そのものを作り変えることにした。
火薬。
石鹸。
冷蔵庫。
缶詰。
蒸気機関。
活版印刷。
上下水道。
俺が現代日本では当たり前だった知識を一つ教えるたび、一つの国が救われる。
そしてなぜか、そのたびに――。
「我が王国からは、王女である私が参ります」
「聖都を救ってくださった御方です。私がおそばにいるのは当然でしょう?」
「勘違いしないで。エルフの森を救うまで、あなたを監視するだけよ」
「人間よ。我が竜国を救った褒美として、妾を娶ることを許そう」
……おかしい。
俺は文明を発展させているだけなのに。
どうして美少女ばかり増えていくんだ?