あらすじ
元QA・テスターの会社員・神崎悠斗は、局地的豪雨と信号機の故障が重なった事故に巻き込まれる。
病院で目覚めた悠斗のスマートフォンには、見覚えのないアプリが追加されていた。
その名は――『GOD REVIEW』。
天候、運命、恋愛、奇跡。
世界を運営する神々の仕事を、人間が評価できるレビューアプリだった。
豪雨への対応を「★1」と評価したところ、翌日には雨も信号機の故障も、最初から存在しなかったことにされていた。
さらに悠斗の部屋へ、新人神アリアが押しかけてくる。
「神様への★1レビューは、できるだけ控えていただけませんか?」
「改善されたなら、レビューは正しかったんじゃないですか?」
悠斗のレビューは、神界に改善命令を出せる前例のない「特級レビュー」だった。
毎朝遅れる電車、雨を降らせなくなった天候神、幼なじみばかり優遇する恋愛神、届かない祈り、不正な★5レビュー――。
雑すぎる世界運営を、悠斗が現場確認と辛口レビューで改善していく。
しかし神々ですら知らない彼の権限には、世界そのものの存続を評価する機能が隠されていた。
これは、神様を断罪する物語ではない。
間違いだらけの神と人間が、対話しながら世界を少しずつ良くしていく、神界運営改善コメディ。