あらすじ
30歳の地味な独身OL・鈴木カオリは、男性経験ゼロのまま「処女受胎」という謎の現象で双子を妊娠。出産直後、雷鳴と共に大人気RPG『ドラゴンクロニクル(ドラクロ)』の始まりの地「ルミナ村」へ赤ん坊ごと転生してしまう。
しかも、生まれた双子の髪色は「真紅」と「漆黒」。ステータス画面を確認すると、彼らは将来、世界を賭けて殺し合う運命の勇者タケルと魔王エヴァだった。
ゲーム本編の「タケルが過酷な運命で心をすり減らす鬱展開」や「エヴァが人間に迫害されて孤独から闇落ちするバッドエンド」をすべて把握しているカオリは、重度オタクとしての知識と、目覚めた強烈な母性を爆発させる。
「公式の鬱シナリオなんて私が全部ぶっ壊す! 二人とも、お母さんが世界一幸せに育ててみせる!」
カオリは辺境のルミナ村で、女手一つで双子を育てる決意を固めるのだった。