あらすじ
《不運の加護》を持つ私のもとへ、魔王討伐中の幼馴染勇者が毎日転移魔法で帰ってくる。
「アイリスのごはんは最強のバフだから!」――勇者になっても変わらず懐いてくる彼に、私は呆れながらも救われていた。
毎日のように転び、物は壊れ、パンは焦げる。
そんな不運続きの日々でも、レオンだけはいつも私の隣で笑ってくれる。
けれど、旅が進むにつれてレオンの傷は増え、疲労も隠せなくなっていく。
自分の不運が彼にうつっているのではないか。
そう恐れた私は、彼を守るために「旅が終わるまで来ないで」と告げる。
そして季節が巡ったある日。
魔王を倒したはずのレオンは、血まみれの姿で私のもとへ帰ってきて――。
これは、不運だと思っていた加護と、一途すぎる幼馴染勇者が起こす、小さな奇跡の物語。
※ハッピーエンドです。