あらすじ

消えた村の伝承を追う民俗学の研究者・霧島陽菜は、調査のため訪れた雪山のロッジで、寡黙なスタッフの青年・白峰渡に出会う。 猛吹雪の夜、遭難した陽菜を救ったのは、白い炎とともに刀「白煌」を振るう渡の姿だった。彼と弟の翔は、遠い昔に天狗と契約を交わし、この山の底に眠る「鬼」を数百年封じ続けてきた——守り人の末裔。そして陽菜の血こそ、封印を完成させる最後の鍵だった。 目覚めた鍵の血に引き寄せられ、山には三体の鬼——三鬼衆が迫る。守り人の兄弟は、陽菜を守るために刃を執る。だが陽菜の想いが深まるほど血は覚醒し、山は揺れ、彼らの体は削られていく。 惹かれてはいけない。想うことが、あの人を傷つけるのだから。 これは、愛することが喪うことだと知りながら、それでも手を離さなかった二人の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/11
  • 現在の作品雪解けの守り人 —想うほどに、あなたを失う—