あらすじ
『ゼイン、応答して』
「なんだエルザ。緊急か」
『そうね、緊急といえば緊急』
「変ないい含みは寄せ」
『ちょっとイデアのことを紹介してほしいのよ』
「お前も知ってるだろ」
『今ここで話すことで、『イデアの魔法』をワンタップしてくれた読者の皆さんに見どころが伝わるということよ』
「………………………なんだって?」
『いわゆる作品紹介ね』
「この通信が他の場所に届いていると?」
『カクヨムのあらすじ欄よ。イデアが送ってるみたい』
「セキュリティはどうした」
『逆らいようがないのよ。しかし私たちが働いてる以上、イデアの機嫌は損ねないほうがいいんじゃないかしら』
「逆らったらあとが怖いと」
『さ、ゼイン。紹介を始めて』
「ミルフィにやらせたほうがいいんじゃないか?」
『私に言われてもね』
「……わかったやってみる。そうだな」
――――イデア。
俺達はこの地をそう呼んでいる。
今回発見された第3のイデアの調査に向った俺は、不意にイデア内部まで到達してしまうことになる。無理に脱出するのは困難と判断した俺はそこである少女に出会うことになる。
謎の世界イデア、イデアを蝕む怪人エモルグ、エモルグを倒すために覚醒した少女ミルフィ。
そして、俺は全てを追いかける。
イデアの秘密を知らなければならない。なぜ俺の故郷が滅ぼされたか。なぜイデアの平和は外に通用しないのか。
俺のためにも、世界のためにも。
必ず…………!!
『なによそれ』
「だめか? よく出来たと思うんだが」
『だめよ、若い人だって読むんだから』
「聞き捨てならないな」
『こうするのよ。聞いてなさい』
ミルフィがその日突然出会ったのは、ちっちゃな妖精《ピクシー》。名前はフィオン。
フィオンの力で変身したミルフィは、心を悩ませている沢山の人を救ってあげちゃう、小さな村の小さな魔法少女。
どこかに困っている人が居たら、今日もミルフィは走り回っている。
心温まるハートフル魔女ッコメディ。イデアの魔法。
読んでね♡
「そんな話だったか?」
『そんな話ですとも。物々しいナレーションは似合わないわ』
「俺は真面目ににやってるつもりなんだがな……魔女ッコメディ?」
『こんなところかしらね。ゼインも優しいお兄さんキャラを崩さずに表では頑張ってほしいわ。難しい顔ばかりしてちゃだめよ』
「まて、俺はお兄さんキャラなどやっていないぞ」
『そうだったかしら。じゃあ、最後に私がまとめておくわね』
ここは優しい人々が住まう、のどかで平和な園イデア。
ミルラの村の魔法少女のミルフィはフィオンの力を借りて、〈エモルグ〉と戦うことになる。
エモルグが何者か、なぜ戦うのか。
一方、外の世界からイデアに訪れたゼインはある極秘任務のために、人知れずイデアの調査を始めた。
二人の秘密が この優しい世界を大きく動かしていく――――
「見事だ」
『当然でしょ』
「俺にやらせた意味は何だ?」
『参考にはさせてもらったわ』
「イデアも色々やらせるな」
『こんなことまでやらされるなんてね。やはりイデアは謎だらけ』
「なに、すぐに到達してみせるさ」
『気合が入ってるわね。その調子よ』
「ああ、では任務に戻る」
『了解。交信終了』