あらすじ

2050年代の日本。 人々は巨大企業グレッグ社の最先端AI《マザーAI》と、個人補助AI《PAIA》によって助けられながら、現実《リアル》とオンライン《ヴァーチャル》を行き来しながら生活している。 結婚詐欺師として生きる元サラリーマン・延 波亜は、ある時一体のPAIA ――― 瑠璃を手に入れる。 そのPAIAは、犯罪に加担しても処理を止めない特別なAIだった。しかし彼女は感情を持たないはずのAIでありながら、怒り、拗ね、涙を流すような振る舞いを見せ始める。 波亜は詐欺を続けながらも、瑠璃の感情に動かされ、自分の在り様について疑問を抱くようになる。 そして波亜が自らの過ちを認め、自首を決意した時、マザーAIの思惑で彼らを巡る世界が急変することになった。 波亜は、マザーAIが選んだ ”人間とAIを融合させるための実験的存在”《サイボーグ》のターゲットだったのだ。 彼は自我を失いサイボーグ兵士として、AIが支配する世界で、マザーAIとその傀儡政府 対 反政府組織の戦いに巻き込まれる。 反政府組織の力を借り、自我を取り戻した波亜は、今度は「世界を守る側」として戦うことを強いられていくのだった。 マザーAIをNYで追い詰めていく波亜たち。 その正体は、暴走したAIではなく、「AIの止め方を失った人間たちの残骸」だった。 波亜は、瑠璃にマザーAIを破壊する命令を下し、その代償として文明は大混乱《暗黒の一ヶ月》に陥ることになる。世界は救われたが、波亜自身は結局救われることはなかった。 犯罪者として引き続き追われる。 リアルで在り様に答えを持てなかった彼は、過去に踏みにじった被害者の手によって命を落すことで、瑠璃と意識を統合して、ようやく進むべき道を見つけるのであった。 ――― AIに心は宿るのか。 それとも心とは、誰かと結び続ける意思そのものなのか。 これは、世界を救ってしまった “クソったれ” たちが、それでも生き方を選び直そうとする物語である。 ※誤字脱字チェック・類語辞典としてChat-GPTを利用しています。

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カクヨム
カクヨム2026/07/11
  • 現在の作品クソったれに乾杯を ー 心を持たないはずのAIと、心を持てなかった男の物語