あらすじ
西園寺家の娘・雛(ひな)は、江戸の町で密かに続く「血の出ない辻斬り事件」の真相を追っていた。
手がかりを求め、父の紹介で訪ねたのは、町外れの廃屋に暮らす謎の男・榊(さかき)。
だらしなく着流しを羽織り、銀のキセルをくゆらせる彼は、人ならざる「妖(あやかし)」のトラブルを解決する偏屈な「妖屋」だった。
榊の不思議な力によって、普段は見えない八百万の妖たちの姿が見えるようになった雛は、彼の傲岸不遜な態度に激しく反発しながらも、共に事件の調査へと乗り出すことに。
しかし、カマイタチや呪いの入れ墨といった怪異を追う二人の前に、妖の力を利用して江戸の理を歪めようと目論む、謎の犯罪組織「黒鵺(くろぬえ)」の不気味な影が浮かび上がり――。
ろくろ首に座敷童、そして伝説の姫君まで巻き込んで、江戸の闇を駆け抜ける!
賑やかで、ちょっぴり切ないあやかしファンタジー、ここに開幕!