あらすじ
※カドコミ漫画原作コンテスト応募作品
脚本形式での記載になります
〇あらすじ
長きに渡る人間と魔人の戦争が終わり、魔人の国アスクランでは、魔王リズロウが戦後処理のための秘書の募集を行っていた。
そんな中"人間"であるソフィが、身分を偽って魔王の秘書に応募をし、秘書として採用される。
当初は「敵国だった人間」という事で疑われるソフィだったが、彼女は反対意見をねじ伏せるほどの圧倒的な有能さと、人を惹きつける人柄を見せつけ、瞬く間に周囲に認められていく。
しかしソフィにはある“秘密“がありーー。
〇登場人物紹介
ソフィ・ガーランド 18歳 魔王直属秘書
アスクラン唯一の”人間”であり、魔王リズロウに付き従う秘書。年齢は公的には20歳としている(2歳分逆サバしている)。
並外れた頭脳と観察力、そして悪魔じみた策略を得意とし、人を引き付けるカリスマを持つ。見た目もかなりの美女であり、魅力的な体付きと長いブロンドの髪をたなびかせる。
性格はエキセントリックそのもので、人使いも荒く、周囲の人々を振り回しがち。ただ過去に色々あったためか、かなり寂しがり屋。
実は隣国ストーインのお姫様で、いろんな政治的事情で国を抜け出してアスクランにまで来た。過去に誘拐されたことがあり、その時にリズロウに助けてもらっている(互いにその時の相手だと気づいていない)。
アスクランに来たのもそれが理由。リズロウの事は助けてくれた魔人に似ていると思い、憧れを抱いている。
苦手なものは馬車。かつて誘拐された時のトラウマがフラッシュバックするため。
本名はアンソフィア・ナディア・ストーイン。向こうでの愛称はアンナだった。
リズロウ・アスクラン 43歳 魔王
魔人の国アスクランの王。そのため魔王と呼称している。アスクランに数えるほどしかいない竜人族の魔人であり、その中でも最強の魔人である。
対外的には威厳ある魔王を演じているが、中身はきさくなアンちゃんであり、演技を通すために割と無茶をしている。
かつて18歳から36歳までの間、魔人の国を出奔して世界中を回っていたことがあり、20歳の時に魔人であることを隠して人間の女性と結婚。
7年前に誘拐されたソフィを助けた事があり、正体を隠して1年間一緒に暮らしていた事がある。その際にソフィに影響を受け、魔王となって戦争を終わらせる事を決意する。
トシン・ペントリー 17歳 ソフィの従者
犬型の獣人族の魔人であり、兵士になるために田舎から上京してきたばかり。新兵かつ身体付きも小さい為、兵士の中ではいじめられていた。
しかし機転がかなり効くタイプであり、ソフィもトシンには全幅の信頼を置いた上で使い倒している。
ソフィに対してかなり強い憧れを抱いており、ソフィに並べる"男"になりたいと思い命をかけていく。
かなりのお人好しで他人によく騙されるが、ソフィとは違う意味で人を惹きつけるタイプ。物語が進むにつれ“魔王の後継者“として成長していく。
ミスティ・マッチネン 29歳 魔王の側近
エルフ族の女性。リズロウから最も信頼を置かれており、素の性格もミスティには晒け出している。
いわゆるバリキャリといった具合で、割とキツめではあるがが身内や小動物には甘えがちな性格。
本当はリズロウに惚れていたが、バツがついてる上にコブ付きと知ってショックを受けている。
隠密任務や潜入任務を得意とし、更にリズロウの意思を一切過たず伝えられる事から大陸中を飛び回っている。
ケイナン・リッカーズ 18歳 魔王軍剣客
ソフィの“弟“で、ソフィを追いかけてアスクランにまでやって来る。人間の身でありながら、魔人を凌ぐ強さを持ち、剣客として身を寄せる事に。
ソフィを溺愛するブラコンで、ソフィの事になると視界が極端に狭くなる。その上魔人に欲情する変態であり、ソフィに負けず劣らずエキセントリック。
正体はソフィの“元“婚約者。小さい頃からの幼馴染で姉弟の契りを交わしており、その為ソフィを姉さんと呼ぶ。
トシンとは親友になり、トシンがソフィに並べる男になる為に全面協力する事に。
大貴族のお坊ちゃまとして育てられてきたので、本来の口調と性格は真面目そのもの。正体を悟られない為に普段は慣れていないチャラい口調で話す。
〇用語集
・魔人
魔物と人間のハイブリッド。エルフのような殆ど人間に近い見た目のものから、獣人にゴブリンやオーク、果てはドラゴンとまで様々な種類の魔人が存在する。
どちらの特性も強く出ているが、共通する事として『寿命や成長速度は人間と一緒』『元の魔物の嗜好や本能に影響されやすい(必ずしもそうではない)』『人間と同じく何でも食う雑食』『種族、人間か問わず交配できる』といった特徴を持つ。
・アスクラン
西大陸の南半分を領土とする魔人が集まる国。魔人は元々種族ごとに敵対関係を持ちがちではあったが、200年ほど前に“魔王“が大陸中の魔人を統べて国を作り上げた。
建国以来ずっと人間と戦争が続いていたが、リズロウの先代から平和に向けての改革が進められ、リズロウが魔王になってそれをまとめあげた事により、戦争が終結した。
・ストーイン
西大陸の北半分を領土とする人間の国。魔人に対する差別意識が強く、アスクラン建国以来ずっと戦争を仕掛けていた。
現在の“王“は真っ当な人物なのだが、それ以下の腐敗具合が凄まじく、ソフィもそれに巻き込まれて国を出ざるえなかったようなものであった。
戦争が終結し、アスクランとストーインそれぞれに大使館の設置や貿易の開始など、色々考えてはいるが、まだ進められる状況でないのが実状である。