あらすじ
気候崩壊と戦争を経た近未来。
最後の統治機構〈中枢院〉が生み出した五体の守護個体、青龍・白虎・朱雀・玄武・麒麟。
四神はそれぞれの罪を抱えたまま世界に取り残され、唯一〈裁定〉のために造られた麒麟だけが、長い眠りについていた。
目覚めた麒麟は、自分が何のために生まれたのかも知らないまま、四神が積み重ねてきた罪と向き合うことになる。
裁くのか、赦すのか、それとも、ただ隣に立ち続けるのか。
答えの出ない問いを抱えたまま、麒麟は歩き続ける。
本作は、高校時代の友人と二人で考えた物語が原型になっています。
彼女は既に亡くなっており、この作品は、当時二人で描いた構想を私が一人で書き上げた、いわば合作です。
もともとは学生らしい、素朴な思いつきの物語でした。
それを今、読みやすい形に整え、大人になった今だからこそ向き合える問い
――裁くこと、赦すこと、共にあることの難しさ――を、投げかける物語として仕上げるにあたり、AIとの対話を通じて編集を行いました。
拙い部分もあるかと思いますが、二人分の想いが込もった物語として、読んでいただけたら嬉しいです。