あらすじ
元特殊部隊員だったタクミは、子どもを助けて命を落とした。
次に目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。 ……しかし彼は、古びたクマのぬいぐるみになっていた。
空腹も眠気もない。 声も出せない。
その代わり、触れたものを吸収し、際限なく成長する《無限スキルツリー》を手に入れる。
魔物も、古代魔導書も、失われた技術も――すべては彼の力になる。
だが、この世界で彼のような存在は「呪われた精霊」と呼ばれ、教会から討伐対象とされていた。
そんな彼を拾ったのは、大剣を背負う追放王女エララ・フォン・アシュフォード。
彼女だけは彼を化け物ではなく、「クマさん」と呼び、いつも肩に乗せて歩く。
これは、ぬいぐるみに転生した青年と、一人の追放王女が紡ぐ、少し不思議で温かな異世界冒険譚。