あらすじ
一切の記憶を失った少女は、「役割」を持たない者が“ウリモノ”として売られる世界〈九龍大塔ークーロンダーター〉で目を覚ます。
大通りで値踏みされ逃げ惑う彼女を救ったのは、何でも屋を営む風ーフォンーと名乗る青年だった。風は少女に「輝ーファイー」という名と助手という「役割」を与え、「電脳手机ーデンナオチョウジーー」と呼ばれるスマホのような端末を渡す。
こうして輝は、この世界で初めて「役割」を得る。
助手としての「役割」を初めてこなした後、輝の端末には正体不明の文様が描かれたカードが表示され、その瞬間、失われた記憶の断片が蘇る。輝が意識を取り戻すと、端末には謎のアプリが残されていた。
これは1人の少女が依頼と共に戻る記憶を重ねながら、「役割とは何か」、「選ぶとは何か」を問い続ける物語。