あらすじ

私の彼女は最近、少し様子がおかしい。  好きだった絵を描いていても、一緒に遊んでいても、以前のように笑わなくなった。彼女を苦しませているものを、私の言葉だけでどうにかできるとは思わない。どれだけ励ましても、それだけで現実が変わるわけではない。  それでも、何もしないまま隣にいることはできなかった。  だから私は彼女の手を引いて、馬鹿みたいにはしゃぎ、酒を片手に朝まで歩いた。悩みを消してあげることはできなくても、一緒に悩み、一緒に歩き、また笑えるようになるまで隣にいることはできる。  この朝日の光が、少しでもあなたの心に届けばいい。あなたの中に残った暗がりを、ほんの少しでも照らしてくれればいい。立ち止まってしまったあなたに、次にどちらへ進めばいいのかを教えてくれればいい。  そして、こうしてあなたと笑える日常こそが、私にとっての光なのだと思う。 ーーーーーー  百合として書いた物語ですが、性別を限定する描写はほとんどないため、登場人物の性別は好きなように置き換えて読んでいただけます。  少しでも心が温まるような時間を感じてもらえたら嬉しいです。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/10
  • 現在の作品【百合短編】朝日が似合うあなたへ