あらすじ
ド陰キャをこじらせた聖女リアナ(16)の仕事は、寿命が縮むような苦行だった。それは――百合キスをして祝福を授けること。
手の甲、額、頬……毎日数十人への百合キス業務は苦行なんて生ぬるい。毎日が精神崩壊寸前、リアナにとっては公開処刑そのものだった。
それだけでも精神が限界なのに、ある日、いたずらな少女に唇を奪われてしまう。すると判明したのは――「唇へのキスだけ、祝福の効果が桁違いに強い」という衝撃の事実だった!
その話を聞いたキラキラ王子様系姫騎士フィオナ(19)と包容力おばけな女傭兵シグリッド(21)が唇への祝福を狙ってきた。
だから、とっさに「わ、私は好きな人としか唇のキスなんてしませんからぁぁぁ!」と宣言すると、二人は好きになってもらえるように本気で口説くと猛烈アプローチをはじめ、毎日が大パニック。
リアナは「最強の祝福が欲しいから迫られている」と勘違いしているけれど、二人はずっと前からリアナに本気の恋をしていた。そんなことも知らないリアナは、今日も必死に唇を守ろうと逃げ回る――。
だけど、それには理由があって……。