あらすじ

以前『甘いの恋のレッスンはアロマにおまかせ』というタイトルで掲載していた作品にファンタジーの世界を取り入れ改稿しました。より多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。  フランス人の祖父と日本人の祖母を持つ芹沢愛花は、花やハーブ、アロマテラピーなどが好きな、東京に暮らす二十五歳の女の子。植物の力で女性をきれいにしたいという思いからセラピストとして働いていた。真面目の努力家だが、うまくいかずに体調をくずし辞めることに。何をするともなく過ごしていたところ、祖父の姪にあたるジゼルからパリに来ないかと誘われる。祖父は二十年前に亡くなり、祖母が亡くなったのは昨年。愛花の植物好きは祖母の影響で、祖母は愛花にとって憧れの存在だった。  心も体もボロボロの状態でパリに到着した愛花は、早速ジゼルの働くハーブ薬局「グラン・ブーケ」を訪れる。そこで出会っのが、王子様がそのままおとぎ話の世界から出てきたようなフランス人男性だった。彼は祖母とも顔見知りのようで、初対面にもかかわらず彼のまで感情を吐き出し泣き疲れて眠ってしまう。  パリの空気や出会う人々によって少しずつ元気を取り戻していく愛花。フィトテラピー(植物療法)の短期スクールに通い、近所のフローリストで働くポールと植物公園に通い、グラン・ブーケでマッサージの手伝いをさせてもらい、パリには『joie de vivre(生きる喜び)』があるからという祖母のことばを胸に、パリの生活を満喫していた。  しかし、一度失った自分への信頼は簡単に回復することはできず、スクールでは昔のことを思い出して自信をなくし、ルイに恋人がいることがわかると落ち込む日々。それでもなんとか前を向こうと植物や香りの世界にのめりこんでいった。そして、愛花が悲しんでいると、タイミングよくルイが現れ、励ましてくれるのだった。  祖母の思い、ルイのやさしさ、パリでのさまざまな出会いと経験によって、これまでの自分を認め、植物療法を学ぼうと決めて新しい一歩を踏み出す愛花。  植物と人の、思いが循環する物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/10
  • 現在の作品花と僕の生まれた街