あらすじ
中学三年生の春、黒来 史汐(くろき しいな)は人生で初めて書いたラブレターを教室で読まれ、笑い者になってしまう。
その日から恋を封印した史汐は、高校、大学、社会人と穏やかな日々を送りながらも、誰かを好きになることだけは避け続けていた。
二十五歳になった春、引っ越しの荷造りをしていた史汐は、成人式の日に開けるはずだったタイムカプセルの段ボール箱を見つける。
十年間、開ける勇気が出なかったその箱の中には、十五歳の自分からの手紙と、思いもよらないもう一通の手紙が残されていた。
これは、封印した恋ともう一度向き合い、「好き」と伝える勇気を取り戻すまでの、少し遠回りな初恋の物語。
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第58回「黒歴史」参加作品