あらすじ
◼️ あらすじ
未来の地球。
かつて人類は宇宙に街を造り、星々を渡るほどの高度な文明を築いていた。
だが、ある『大災害』が全てを変えた。地上は崩壊し、空は毒の霧に覆われ、
生き残った人々は地下へ――。
カントウ地方の地下1000メートルに築かれた巨大都市『ヤマト』。
ここで人々は、自給自足と再生技術によって辛うじて命を繋いでいた。
電力、水、酸素、食料……すべては管理された循環の中にある。
しかし、長い年月が経つうちにその循環は綻び始めていた。
物質も、そして人の心も。
陽の当たらない世界。
人々は生きる意味を見失い、街は暴力と絶望に染まり始めていた。
そんな荒廃した街の片隅で――赤髪の少女、サンは笑っていた。
ボロボロの服、栄養失調の体。
それでも彼女は、誰よりも明るく、誰よりもまっすぐだった。
彼女のあだ名は「サン(太陽)」――
孤児仲間が名付けたその名前を、彼女は誇りにしている。
幼い頃、仲間たちと飢えに苦しみ、
死体を喰らって生き延びた過去を持つ。
それでもサンは『明るくいなきゃいけない』と笑う。
笑っていれば、悲しみを見なくてすむ。
笑っていれば、死者の声が聞こえない。
けれど、その『明るさ』は、
他人の痛みに気づけないほどの歪みでもあった。
暴徒集団『黒』が跋扈するヤマトの街。
ある日、サンは暴徒に襲われていた少女を助ける。
白い髪、透き通るような肌、そして――『空のように青い目』。
その少女の名は、ソラ。
静かで、儚げで、どこか壊れそうな笑みを浮かべていた。
サン「『ソラのイロ』ってさ、ナニイロだとオモう?」
ソラ:「……みたこと、ないから」
このやり取りが、二人の運命を動かす。
『そら』を知らない世界で、『そらのいろ』を探す――
それが、サンの生きる理由となる。
二人が歩く街には、笑いながら人を殺す暴徒たち。
法律も秩序も失われ、希望はどこにもない。
サンは、そんな世界でも平然と笑う。
しかし、ソラの目にはサンが狂って見える。
ソラ「……なんで笑うの?」
サン「コワいときほど、ワラうの。――ナかないために!」
対照的な二人は幾度も衝突するが、
次第にお互いの孤独に気づき、
少しずつ心を通わせていく。
ソラは病弱だった。
父はヤマトを設計した技師長であり、既にこの世にいない。
死の間際に『非常口がある』とだけ言い残した。
それは、地上へ通じる『最後の道』だった。
ソラは父の遺した設計図を思い出す。
そこには『非常口』と書かれた区画が三つ存在していた。
ひとつは封鎖。
ひとつは破壊。
そして――残るひとつは、誰も知らない『秘密の非常口』。
サン「そこにイけば、〝ソラのイロ〟がミられるの?」
ソラ「……行ければ、ね」
二人は旅に出る。
途中でスズ、クロ、ヤミといった人物たちと出会い、
それぞれの過去や傷を垣間見る。
ヤマトはまるで壊れかけの心臓。
誰もが生きる理由を見失い、
かろうじて『誰かのために』だけ動いている。
◼️ 主要キャラクター
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サン。15歳。
見窄らしい孤児。
漢字を読めない。台詞もひらがなとカタカナだけ。漢字はカタカナで話す。
太陽のように底抜けに明るいが、その分どこかおかしい(明るすぎて人の気持ちが分からない。常に明るくいれば辛くない。だから、明るくいよう。その思いから、サンは人の気持ちが分からなくなった。人の気持ちからズレた)
過酷な生い立ち。赤ん坊の頃に親から捨てられ、孤児たちにより育てられた。
孤児の仲間たちからサンと名付けられた。太陽のような赤い髪を持つことから。
孤児の仲間たちは太陽を見たことがない。本で見たことがあるだけ。想像しているだけ。孤児の仲間たちはスズを除いてみんな死んでいる。
サンはそらも本で知る。そらは本によっていろんな描かれた方をしていた。
「本当のそらのいろってどんないろなんだろ。あたしは知りたい」
いつからか、サンは『そら』というものに希望にも似た畏敬の念を抱いていた。
孤児の仲間の死体を食べて生き延びた過去がある。サンはそれが辛いなんてものじゃなかった。そこから、サンは明るくいるようになった(そして、人の気持ちが分からなくなってしまった。人の気持ちからズレてしまった)
サン(タイヨウ)は明るくいなきゃいけないという考えの極地。
服装は(女の子用の)ボロボロのインナーにハーフパンツ。
太陽のような真っ赤な髪の毛が特徴的。髪の毛はボサボサで低身長(栄養が行き届いていない)。
明るくて元気(ゴミでも何でも食べている)。
⚫️
ソラ。15歳。
自分に自信がない。それは虚弱体質からきている。
ソラはいつも下を向いている。それを自分でも気にしている。
が、それを半分諦めていて、自分は虚弱体質だから、もはやどうしようもないと思っている。
いつもみんなから守ってもらっていることに対し、ものすごく気が引けている状態になっている。
両親は既に他界している。今の両親は実の両親じゃない。今の両親は養親。養子縁組として引き取られた。
養親には感謝しているが、ソラはどこかよそよそしくしている。
とても世話になっている、養親に心配をかけるようなことは絶対に出来ない。それを頭の片隅にずっと置き続けている
服装はスウェット(ブラック)、パンツ(グレー)、ハンチング帽子。
アルビノ気質。白い肌、白いサラサラヘアー。そらのいろのような青い目が特徴的。
高身長。が、暗くて病弱。食べ物に好き嫌いが多い。少しふくよか。
自分の寿命を知っている。治せない病気。それにより、どこか自暴自棄になっている。
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スズ。17歳。
黒髪ショートカット。白いネコミヘアバンドを付けている。
女の子が描かれたオーバーサイズの白いTシャツを着ている。下は黒いショートパンツ。
鈴の音色が大好きで、鈴の装飾を付けている。
口が悪くて男っぽい性格。喋り方も男っぽく、かつ、頼れる姉御肌。
しかし、とても仲間思い。自分がお腹を空いてても、仲間に食料を与えるようなやつ。
中肉中背。
サンを実の妹のように思っている。
のちにソラも実の妹のように思う。
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クロ。18歳。
金髪巻きロング。褐色肌。
登場キャラクターの中でいちばん背が高い。
赤い特攻服に身を包んでいる。あちこちに白文字が刻んである。背中には『愛別離苦(あいべつりく)』の白文字。白いさらしブラを着けている。漆塗り大木刀(漆塗木刀)を常に持っている。電気バイクに乗っている。
性格は冷酷無比。チームの人間に対しても冷たい。
チームは恐怖で支配している。
だが、クロのそれは、人間に対してだけ。
人間は自分に対して冷たかった。ここぞと言う時に助けてくれなかった。そういう思いから、人間に対して冷めてる。
クロには姉がいた。クロの姉もレディースの総長だった。チーム名は『光』。姉の名前はヒカリ。
しかし、事故で負傷し死んでしまう。
その時にチームのメンバーたちは、誰も助けてくれなかった。
それどころか自分が総長の座に取って代わろうとした。
それにより、人間不信になっている。
クロは動物が好き。動物はクズの自分にも寄り添ってくれるため。
クロは自分がクズなことに気付いている。
しかし、仲間たちがいるため、威厳を示すためにも弱いところは見せれない。引き下がれない。
仲間たちに強い自分を見せつけないといけない。そうでいなければ、食って取られると思っている。クロの過去に取って食われたやつがいた。それが姉。
レディース『黒』の面々は、本当にクロを慕っている。だから、姉のチームのメンバーたちとは全然違う。
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ヤミ。クロと同い年。
髪色は紫色。スーパーロング。中肉中背。
赤い特攻服に身を包んでいる。左胸には黒の白文字が刻んである。白いさらしブラを着けている。電気バイクに乗っている。
クロに逆恨みをしている。いつかはクロを殺そうとしている。クロに従っているフリをして実は大嫌い。
ヤミの姉はクロの姉のせいで散々な人生を送ったと思い込んでいる。