あらすじ
伯爵家で冷遇されながら育った令嬢エリアナ。
ある日、王太子レオナルドが視察で伯爵邸を訪れたことで、彼女の運命は大きく動き出す。粗末な服を着ていても、レオナルドの視線はエリアナだけに向けられていた。
それに気づいた義妹イザベラは激しい嫉妬に駆られ、母マーガレットとともに馬車の車輪へ細工を施す。何も知らないエリアナは王宮への使いに出され、山岳路で事故に遭ってしまう。
崖へ落ちかけた彼女を救ったのは、巡回中だった近衛騎士セドリックだった。しかしエリアナは頭を強く打ち、目覚めた時には自分の名も、家族も、王太子との約束も、すべての記憶を失っていた。