あらすじ
世界一辛口な『チンポミシュラン』の最高権威であり、傲慢極まるゲイ・ピエール。
東京・二丁目のバーで、規格外の「日本の二大巨頭」に喉の最深部を同時に突かれ、物理的な限界を迎えて無念の窒息死(転生)を遂げる。
あまりにアレな死因に呆れる女神から、剣と魔法の異世界『エルドラド』への転生を命じられた彼だったが、悲壮感はゼロ! むしろ、エルフ、ドワーフ、獣人、そして魔王軍という未知なる「素材」の宝庫に、彼の探求心(と喉)は歓喜に震えていた。
神の悪戯か、バグって進化した固有スキル【チンポミシュラン(絶対鑑定眼)】を引っ提げ、ピエールは鼻高々に異世界へと降り立つ。
「判定(ミシュラン)──星一つ(凡作)ね。出直していらっしゃい!」
並み居る英雄や魔物をその圧倒的な審美眼(と辛口レビュー)で精神的にブチのめしながら、ピエールは我が喉を満足させる「伝説の三ツ星」を追い求める。
これは、世界を救うことなど二の次な、一人の美学者が紡ぐ、あまりにもおバカで、あまりにもプライド高き異色ファンタジーである。