あらすじ
県立高校に通う二年生、黒川芹香。
優しく、誰にでも手を差し伸べる彼女は、平凡な学校生活を送っていた。
親友の高梨柑奈と笑い合う毎日。 部活の先輩、北川牧に支えられる日々。
しかし、ある日を境に芹香の日常は少しずつ狂い始める。
知らないアカウントから届くメッセージ。 机の中に残された意味不明な紙。 誰も撮れるはずのない場所から送られてくる写真。
最初はただの悪戯だと思っていた。
だが、相手は芹香の性格、行動、交友関係まで知り尽くしていた。
「優しい黒川さんなら、僕を見捨てないよね」
それは呪いなのか。
それとも――人間の執着なのか。
そして芹香は知る。
学校には、誰も記録していない「咒術学級」という存在があることを。
これは、優しい少女が壊されていくまでの記録。