あらすじ
IT企業に勤めるシステムエンジニア・坂口 創は、好きだった人が忘れられず恋愛から遠ざかっていた。そんな彼を見かねた勤務先の同期の田中に「恋愛のリハビリだ」と半ば強引に合コンへ連れ出される。だがそこで創を待っていたのは、偶然とは思えない事態だった。
――集まった女性四人、全員が自分の知り合いだったのだ。
小学生の頃、なぜか自分にだけ意地悪だった元同級生のパーソナルトレーナー。
高校時代、勇気を出して告白し振られた初恋の相手である研修医。
大学時代に付き合い、創のほうから別れを告げた元恋人の芸能マネージャー。
そして社会人になってから一夜限りの関係を持った、ミステリアスなCA。
人生の恋愛遍歴を代表する女性たちが、なぜか同じテーブルにそろうという異常事態。気まずい空気の中、合コンの定番ゲーム「第一印象ゲーム」が始まる。男性が目を閉じている間に、女性が気になった相手の手に触れるというものだ。ところがゲーム後、「創に触れた」と名乗り出た女性は四人全員。しかし創に触れた手の感触は一人分だけだった。
――つまり、誰かが嘘をついている。
再会をきっかけに、かつての誤解やすれ違い、そして隠されていた想いが少しずつ明らかになっていく。だが実はこの合コン自体、ある人物のために仕組まれたものだった――。
過去の恋、現在の想い、そして嘘と本音が交錯する一夜。
果たして創の手に触れた「本当の一人」は誰なのか。そして彼が本当に忘れられない恋の相手とは――。
恋愛と謎解きが絡み合う、再会系ラブコメミステリー。運命の合コンから始まる、人生最大の恋の真相が今、明らかになる。