あらすじ
偉大なる《星詠の魔女》を祖母に持ちながら、十五歳になっても初級魔法すら使えない少女、アリア。
人々から「媒介として意味をなさないもの《リター》」と蔑まれ、それでも誰よりも祖母の魔法を愛し、星を詠みながら日々を過ごしていた。
しかし遺された一冊の魔導書と、一人の考古学者との出会いが、彼女の運命を静かに動かし始める。
魔導書に記された予言、大いなる厄災。
そして師の残した言葉たち。
やがて光の魔法に出会ったアリアは、故郷を離れ旅へ出る。
それは英雄になるためでもなく、世界を救うためでもない。
ただ、大切な人の笑顔に還るための旅路。
一人の少女が星を見上げ、
光を繋ぎながら歩いていく、静かな《星詠》の物語。