あらすじ
※あらすじ
千年前、世界を救った騎士マークス。
そのマークスの伝説に憧れ、伝説の秘宝『壊れたオルゴール』を見つけることを誓った少年。
一二歳になったとき、海賊見習いとして船に乗り込み、『壊れたオルゴール』に出会う。マークスの意識と共鳴し、千年前の闘いをその目で見届けることになる。
自分たちの世界に滅亡が迫っていることを知った少年は、マークスの医師を受け継ぎ、世界を守ること、『壊れたオルゴール』を人間に戻すことを決意する。
※世界観
亡道の司。
千年に一度、この世界に出現し、すべてを滅ぼす存在。
自らの世界を守るため、また、自らの望む世界を作るため、亡道の司に挑んだ三人のマークスたち。
騎士マークス(千年前)
賢者マークスⅡ(現代)
勇者マークスⅢ(千年後)
それぞれに人々の思いを受け継ぎ、自ら『マークス』たる運命を選んだ三人。
その三人の闘いを、二代目・賢者マークスⅡの視点から描く大河浪漫。
※登場人物(現代)
少年
幼い頃に祖母から聞かされた騎士マークスの伝説に憧れただけの、ただの少年。一二歳になったときに家を飛び出し、女海賊ガレノアの船に忍び込む。
伝説の秘宝『壊れたオルゴール』と出会ったことで騎士マークスの思いを受け継ぐことを決意。
ロウワン→マークスⅡと名をかえつつ、多くの人々と出会い、全世界を率いて自らの望む世界を作るべく亡道の司と戦い抜く。
ガレノア
少年が偶然、乗り込んだ海賊船の船長。筋肉隆々の巨体といかつい風貌、常に肩に鸚鵡をとまらせている。豪放磊落な性格と凶暴なまでの戦闘力とで知られる。海の世界で最も恐れられている海賊のひとり。
ミッキー。
ガレノアの船の料理長。常にガレノアの側にあり『腰巾着』と揶揄されることも多い。海賊としての実力は確か。料理人としても一流。
面倒見のいい性格で、船に乗り込んだ少年の身柄を引き受け、海賊として生きていくための技量を一から叩き込んだ人物でもある。
※登場人物(千年前)
マークス
一千万の軍勢を率い、亡道の司を倒した英雄。その後も世界の復興のために尽力するが、ふくれあがる名声に対し『自分はただの人殺しだ。多くの兵士たちを死なせておきながら自分だけ生きのこった卑怯者に過ぎないんだ』と、苦悩。
また、天命の巫女に対する忘恩の行いを許すことができず、天命の巫女ただひとりの騎士として生きることを決意。
天命の巫女を連れて海賊となり、天命の巫女を人間に戻すため、その鍵を握る場所である天詠みの島を目指す。
天命の巫女
天命の理の使い手。亡道の司の侵略から世界を守るため、自らに天命の理をかけ、天命の曲を奏でつづける存在となった。
亡道の司が倒れたあともただひたすらに天命の曲を弾きつづける天命の巫女のことを、人々は『壊れたオルゴール』と呼んだ。
なぜ、亡道の司が倒れたあとも天命の曲を奏でつづけるのか。
そこには、世界の根本に関わる理由があった。
サライサ
王女。マークスの婚約者。世界に対する責任よりも天命の巫女に対する責任を選び、天命の巫女ただひとりの騎士として出奔したマークスに対し、激しい怒りと憎悪を抱く。
ゼッヴォーカーの導師
この世界で最初に生まれた知性体、ゼッヴォーカーのひとり。亡道の司によって自分たちの世界が滅ぼされた際、狭間の世界を作りあげてそこに退避。以来、数千根の時を過ごしながら、亡道の司によって滅ぼされた世界の種族の避難場所として機能してきた。
その間ずっと、亡道の司から世界を守るための研究をつづけており、天命の巫女や歴代のマークスと協力し、世界を守るための力となる。
亡道の司
千年ごとに出現しては世界を滅ぼす存在。その正体は亡道の世界の化身。天命の世界に入り込んだ亡道の世界の一部が人の姿となったもの。本来は人でも、生物でもなく、純然たる自然現象が人の姿をとったもの。
※用語解説
天命の世界
人間たちの住まう、秩序立てられた世界。
亡道の世界
天命の世界と対を成す、混沌の世界。
千年に一度、天命の世界を呑み込み、天命の世界を混沌に帰し、新たな世界へと作り替えてはまたはなれていく。
その際に天命の世界に入り込んだ亡道の世界の一部。それが、人の姿となったものが亡道の司。
天命の理
存在のもつ天命に干渉し、新たな存在を生み出すための技術(例。魚から『自分で泳ぐ』という天命を抜き出し、船に移植する。それによって『自分で動く』生きた船、天命船を作り出せる。その際『自分で泳ぐ』という天命を奪われた魚は泳げなくなる)。
もともとは、亡道の力を人間が使えるように技術化したもの。
天詠み
天命の理の使い手。天命の博士とも。
天命の巫女
天詠みの最高峰たる存在。
※小説版『壊れたオルゴール 〜三つの伝説〜』完結済み。https://kakuyomu.jp/my/works/16817330656624520735