あらすじ
婚約披露宴の最中、第二王女セレスティアは第一王子から
「君を愛するつもりはない」
と大勢の前で切り捨てられた。
その瞬間、護衛役の辺境工兵中尉ルカ・アイゼンが見ていたのは、王女の顔ではない。
重すぎる装飾で悲鳴を上げる天井だった。
美女にも権力にも興味なし。
でも、欠陥建築だけは見逃せない。
嘲笑されようが命令違反だろうが関係ない。
ルカは式場をぶち壊し、その場で組み直し、刺客ごと大広間を制圧してしまう。
その結果、王女と一緒に送られたのは、
「役立たずの島流し先」と呼ばれる最前線の廃砦。
だがルカにとって、壊れた壁も死んだ水路も、無能な防衛線も、全部ただの修理対象。
最弱の辺境要塞は、一人の工兵によって最強の城へ。
やがて王都は知る。
追放した変人は、国を支える天才だったのだと。
捨てられた王女×構造狂いの工兵中尉。
これは、壊れた砦も人生もまとめて再編する、
辺境要塞ざまぁ逆転劇。