あらすじ

「あなたのためですわ」 幼い頃からそう言って助言をくれた親友・エミリアを、侯爵令嬢リシェルは誰よりも信じていた。 「努力しすぎる女性は嫌われますわ」 「殿方は追わせるものですわ」 「王太子殿下は赤がお好きですわ」 その言葉を信じるたびに、首席も評価も婚約者との距離も、なぜか親友のものになっていく。 それでもリシェルは疑わなかった。 ――図書館で、あの言葉を聞くまでは。 「あの方はわたくしより幸せになってしまう。それだけは耐えられませんもの」 十年間信じ続けた親友は、善意を装って人生を奪う”偽りの味方”だった。 もう誰かの助言だけを信じるのはやめる。 自分で考え、自分で選び、自分の幸せを取り戻すために。 一方、思い通りにならなくなった親友は焦り、ついには卒業舞踏会で主人公を陥れようとするが――。 「もう助言はいりませんので、お引き取りください」 善意を盾に他人の人生を支配してきた令嬢へ送る、痛快ざまぁファンタジー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/10
  • 現在の作品「あなたのためですわ」が口癖の親友令嬢は、私の幸せだけを奪っていた~もう助言はいりませんので、お引き取りください~