あらすじ
「おい兄ちゃん、いつまでビビっとんねん。俺の背中に乗るならシャキッとせんかい!」
――え、目の前のロートル馬が、コテコテの関西弁で喋りかけてきたんだが!?
落馬事故のトラウマからまともに馬を追えなくなり、クビ寸前に追い込まれていた崖っぷちジョッキー・一ノ瀬蓮。
そんな彼が出会ったのは、「ディープインパクトの失敗作」と嘲笑され、殺処分を待つだけの7歳の高齢馬、キングスレガシー(通称:オッチャン)だった。
超偏屈な『オッチャン』の神アドバイスと、蓮の眠っていた才能が融合した時、二人の心身は驚異の【シンクロ率】を叩き出す!
馬の心の声が分かる『馬の代弁者(ホース・ウィスピラー)』へと覚醒した蓮は、他人が匙を投げた癖馬たちを次々と乗りこなし、競馬界の常識を覆していく。
目指すは日本最高峰の舞台、天皇賞(秋)。
終わった人間と、終わった馬。15万人の大歓声が包むターフの上で、二人の命を賭けたジャイアントキリングが今、幕を開ける!
「行くぞオッチャン、俺たちの本当の『人馬一体』だ!」