あらすじ
公爵令嬢リリィ・ブラックは、聖女ローズを襲撃したという濡れ衣を着せられ、婚約者である第一王子にも信じてもらえないまま処刑される。しかし死の直後、三年前へと死に戻る。
前世の記憶を持つリリィは、自らを破滅へ導いた聖女ローズを先回りして探し出そうとする。ところが見つけた少女は、虐待を受け瀕死となっている怯えた少女だった。復讐のために殺そうとするものの、その姿に違和感を覚えたリリィは彼女を保護することを決意する。
やがて少女には聖女の証である聖痕が現れる。しかし同じ頃、神殿は別の「ローズ」を新たな聖女として認定する。調査を進めるうち、保護した少女の正体が双子の妹アマリリスであり、神殿で崇められているローズは前世の記憶を持つ転生者で、本物の聖女である妹を虐待・監禁してその立場を奪った偽者だったことが明らかになる。
リリィは表向きは悪役令嬢を演じ続けながら、密かにアマリリスを保護・教育し、本来の聖女として成長させていく。一方、ゲームのシナリオ通りに物事が進まないことに焦った偽ローズは、再びリリィを陥れる断罪劇を仕掛ける。
しかし今回はリリィが十分な証拠を揃えており、舞踏会でアマリリスと共に真実を暴露。偽ローズは狂気を露わにして破滅し、アマリリスは真の聖女として覚醒する。こうしてリリィは一度目の人生の悲劇を覆し、本物の聖女の居場所を取り戻すことに成功する。
その後、アマリリスは国を導く真の聖女となり、リリィは彼女を支える最大の理解者として、新たな未来を歩み始める。