あらすじ
地球の環境は、もう取り返しがつかないところまで壊れていた。人類の滅亡は避けられない。それでも、天文学者リアムと地質学者ダリウスは、ある奇妙な一致を発見する。
太陽系が銀河をめぐる周期と、地球の大陸が生まれ変わる周期。この二つが重なる、4億6000万年後。
そこには、新しい知性が芽生えているかもしれない。人類は、最後の力を振り絞り、その一点だけを狙った探査機「ヘリテージ」を打ち上げる計画に着手する。目の前で失われていく命と、まだ見ぬ未来への希望。誰も正しさを言い切れないまま、それでも人類は、進むことを選んだ。
これは、滅びゆく者たちが、遠い未来へと託した、最後の"遺産"の物語。