あらすじ
――お前らの計画通りに、姉さんの頬の油まで
"許容誤差"にされてたまるか。
魔道都市ポトスが、ヴァンドール帝国の飛行戦艦に焼かれた朝。
機工見習い(ワッツ)の少年ロビンは、たった一人の家族である姉ミリアムを、
瓦礫の向こうに失った。
姉が最後に手のひらへ握らせたのは、二人で組み上げた小さな"風の太鼓"と、
「もし、いつか、あたしが何にも言えなくなった時――
この風の太鼓が、あたしの代わりに、色々教えてくれる」
という、意味不明の一言だった。
――だがその夜、太鼓は姉の血に呼応するように、青白く脈打ちはじめる。
復讐を誓い、つぎはぎの飛行艇で帝国戦艦に一矢報いた少年は、
禁忌の"ダークフォースの海"に堕ちる。
そこで彼を迎えたのは、マスクなしで笑う白銀の少女テティスと、
人を喰らうはずの災厄の獣・ギガースたちの、優しい瞳だった。
「――ダークフォースは、呪いじゃないの。
世界を癒すための、装置なの」
姉の遺した太鼓。少女の血に刻まれた"マナの樹"の秘密。
帝国の副官ジャッカルが独占しようとする、古代の淘汰兵器。
そして、姉の死すら"許容誤差"と呼ぶ、聖地の統括システム。
全ての線が繋がった時、機工見習いの少年は、たった一人で
"仕組まれた歴史"そのものに殴りかかることになる。
姉との約束、白銀の姫との誓約、青き瞳の獣たちとの絆。
少年の拳が"世界"を書き換える、マナの樹の物語――開幕。
【本作の3つの見どころ】
◆ 生産職(機工師/ワッツ)主人公による、緻密な魔導兵器戦
◆ 姉の遺した"血縁認証つき"クリスタルという、独自世界観の核
◆ 復讐からの"殺さない選択"――反ざまぁの読後感を約束します
※完結までのプロットは既に用意しております。ハッピーエンド確定。
※毎日18:00更新です。