あらすじ
閻魔様から一日一時間だけ下界への通信を許された大老・酒井忠清。
「権力の亡者」「伊達騒動の黒幕」三百年以上、そう語られ続けてきた。
言いたいことがある。伝えたいことがある。
忠清が選んだ舞台は、2ちゃんねるだった。
名無しのYOMI2020として、合議制、殉死禁止令、戸籍制度、海運、農政、治水、歴史書、外交、蝦夷地、伊達騒動、越後騒動——一日一時間、一つずつ届けていく。
やがて名前も知らぬ者たちが気づき始める。
全部、繋がっていたと。
「仕組みで動く政治」を作ろうとした男の、三百年越しの反論。