あらすじ

王立学院の卒業舞踏会。 王都中へ中継される記録水晶の前で、公爵令嬢オルテンシア・ヴァルモンは、王太子から毒殺未遂、聖女への嫌がらせ、横領、不敬――数々の罪を突き付けられ、「悪役令嬢」として公開断罪された。 誰もが彼女を糾弾する中、一人だけ違和感を覚えた青年がいた。 下級宮廷記録士レオン・クラウス。 彼には、物や場所に残った記録を編集前の姿で再生できる希少魔法《真実再生(ログリプレイ)》があった。 映し出された証拠には、不自然な継ぎ目がある。 あれは真実ではない。 そう訴えたレオンは、式典妨害の罪を着せられ、記録局を追放されてしまう。 一方、婚約破棄されたオルテンシアは涙ひとつ見せず、「その婚約、こちらこそ不要ですわ」と言い放ち、王都を去る。 しかし彼女は、去り際にレオンだけへ静かに告げた。 「あなたは気付いたのでしょう。あの記録が偽物だったと」 彼女が差し出した一冊の帳簿には、王家を揺るがす軍費横流しの証拠が記されていた。 「わたくし一人の冤罪より、この国そのものが腐っていますの」 切り抜かれた証拠。 作られた悪役。 そして消された真実。 追放された記録士と、悪役令嬢に仕立て上げられた公爵令嬢は、《真実再生》によって"未編集の真実"を次々と公開し、冤罪に苦しむ人々を救いながら、王都を覆う巨大な陰謀へ挑んでいく。 これは、誰にも編集できない"真実"で世界をひっくり返す、逆転ざまぁファンタジー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/10
  • 現在の作品悪役令嬢として公開断罪された彼女は本当は被害者でした――追放された宮廷記録士の僕は《真実再生》で切り抜き冤罪を暴き、王太子と偽りの聖女にざまぁを返します